2021年8月に読んだ本を振り返る

月初に振り返りしている読書記録、先月分のものをまとめるのを完全に忘却していた。8月は8冊。夏季休暇もあったということで少し読めた気がする。
社内での雑談であったりミーティングでソニーの話題が続いたので3冊はその関連で本を求めて読んだ。

重要なのは、異見というものは、こちらが待っていれば勝手に舞い込んでくるものではないということだ。リーダーの立場にいる者が能動的に動いて発見しなければならない。

平井一夫. ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.260-262). Kindle 版.

「意見」ではなく「異見」、情報は取りに行く。


2021年8月に読んだ本

2021年7月に読んだ本を振り返る

2021年7月は10冊。

米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方」タイトルがかなりインパクトあるので勝手に思い込んでしまう絶対的な恐怖政治的なトップダウンの組織の話とは全く反対で如何に権限委譲であったり、リーダーシップとは何であるかを書かれており、(自分ができているかは棚に上げて)そうなんだよなとうなずくことが多い本だった。

いくつか抜粋。

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調べて書く – 2021年6月23日

朝起きてスマホに届いたニュースに驚いた。

ジャーナリストで多くのルポタージュ出版されている立花隆さんの訃報だった。

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2021年5月に読んだ本を振り返る

5月は4冊。週に1冊くらいのペース。
ペースが遅いがプライベートも含めかなり慌ただしい1ヶ月だったのでやむなしか。

爆速成長マネジメント、マネジメントに関する各トピックに関して章立てで、また実際のそのトピックに関してスタートアップであったりを経験してきたCEOにインタビューする形でまとめられている。部分的にでも参考にできるところを取り入れていきたいなと思いながら読んでいた。

太田和彦さんの著作2冊。太田和彦さんのエッセイはペースが保たれていていいなと思いながら読み進める。仕事の取り組み方の考え方だったり習慣の作り方、普段の生活に対する姿勢だったりが自分もそうありたいなと思うものばかりだった。あと、居酒屋探訪家でもある氏の本なので、どうしても読み進めるうちにお酒が呑みたくなる。居酒屋に行きたくなる。こちらはもう少し辛抱。


徒然日記 – 2021年5月31日

気づくと5月が終わっていた。
弱い男 (星海社新書)」読了。ヤクルトスワローズの監督だった野村克也監督が亡くなる直前に行われていたインタビューをまとめた一冊。著書いくつか読んだことがあったけれども少し色合いが違う、静かにご自身の人生を振り返られた一冊になっていた。

「弱さ」を抱え続けてきた人間だからこその「強さ」がにじみ出る野村克也のラストメッセージ「弱さ」を抱え続けてきた人間だからこその「強さ」がにじみ出る野村克也のラストメッセージ

という一文が紹介にあったのだけれども本当にそうだった。

2021年3月に読んだ本を振り返る

3月は5冊(含む雑誌)、積ん読状態になっていたものを読み進めた感がある。いくつか抜粋。
「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」から。

向いていないレースで先頭を追いかけるよりも、新しく始まろうとしているレース、ローカルな地域密着産業群、エッセンシャルワーカーが働く産業領域、中堅・中小企業が主役の経済圏で、CX(コーポレートトランスフォーメーション)、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現して、破壊的イノベーションの果実をそこで生きる人々に行き渡らせ、社会の持続性を取り戻すことだと思う。

冨山 和彦. 「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.464-468). Kindle 版.

もう一文。

最初はどうかと思っても、とりあえずそこで一生懸命頑張ってみる。すると、点と点が結ばれていく。

冨山 和彦. 「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2277). Kindle 版.

それ以外にも考え方であったり示唆得られることが多かったので現在リーダー職だったり管理職に携わられている方には一読する価値あるのではないかなと思った。


日本習合論読了 – 2021年3月14日

午前中はいつも通り安住紳一郎の日曜天国を聴く。オープニングトークが卒業をテーマにしていてお約束の「大地讃頌」の話を聞いて笑っていた。

先月から読み続けていた日本習合論読了。
冒頭の一文。「混ざる」というキーワードをたまたま定期的に行っている自身が携わっている事業部の共有会で発表したことがあって、そのときの発表の後に同僚にこういった本があるとお勧めしてもらって読み始めたのだった。

養老孟司先生によると、日本列島には三次にわたって別の土地からの集団移住があったそうですが、この三つの集団のすべてのDNAが現代日本人には残っているそうです。ということは、かつて外見も違う、言葉も通じない、生活文化も違う異族同士が遭遇したときに、彼らは殲滅でも、奴隷化でも、逃亡でもなく、「混ざる」ことを選んだということです。

内田樹. 日本習合論 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.28-31). Kindle 版.

終盤の一文。一見両立しないことを両立させるために「混ざる」ことだったり、新たに見つけ得ることができると自分も考えているので腑に落ちた。こういったことを「豊穣性」と表すのは的確だと思った。

両立しえないものをなんとか両立させようとじたばたするときに、思いがけない解が見つかる(ことがある)。僕が習合の豊穣性を信じるのはそういう経験的確信があるからです。

内田樹. 日本習合論 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.3550-3552). Kindle 版.