2023年7月に読んだ本を振り返る

7月は9冊。朝起きてすぐ3Kmくらいを歩く散歩に出かけ、戻ってからシャワー入ってその後朝ごはん食べて少しだけ仕事して電車にのり本を読み会社に行って仕事を再開というサイクルが回り始めた気がしていてよいルーチンになってきた。

AFTER STEVE アフター・スティーブ 3兆ドル企業を支えた不揃いの林檎たち」より引用。

クックが製造と販売と物流をしっかり管理してくれたおかげで、ジョブズは会社の創造的中核であるデザインとエンジニアリングとマーケティングに集中できた。ジョブズ率いる熱いデザインチームがアップルの次の変革をもたらす製品iPhoneを開発し、クック率いる冷徹なオペレーションチームが鴻海の工場で複雑な製品を生み出す、という陰陽の関係が形成された。片方が需要を生み出し、もう片方が需要を満たす。片方は魔法と発明で成功を収め、もう片方は方式とプロセスで支配する。

トリップ ミックル. AFTER STEVE アフター・スティーブ 3兆ドル企業を支えた不揃いの林檎たち (Japanese Edition) (pp.141-142). Kindle 版.

こういったサイクルを生み出したい。

2023年7月に読んだ本

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徒然日記 – 2023年7月16日

ぼくはあと何回、満月を見るだろう」読了。本屋の店頭で買い求めてからゆっくりゆっくり読んでいた。坂本龍一の2009年から2023年までの活動を自伝と書かれた連載をまとめた書籍。がんの再発公表後の音楽活動や治療を進める中で考えられていたことをご自身の言葉でまとめられていて音楽だけによらずアート活動や社会経済や政治まで縦横無尽に広げ、そして自分自身の手できちんと閉じられたのではないだろうかと自分はこの本を読んで感じた。

そのまま午後、やっぱり眠くなってしまい昼寝をしていた。普段、仕事をしていると午後眠くなるということはないのに週末は必ず昼寝をしてしまう。昼寝後、一息ついて散歩3.9Km、流石に今日は蒸し暑い。

夜、日中読んだ本の延長ではないのだけれども録画していたNHKで先日放送された "YMO 時代を超えた革命児たち - アナザーストーリーズ 運命の分岐点" を見て一日終了。

2023年6月に読んだ本を振り返る

6月は7冊。

通勤時などの移動時間に本を読もうとしたときに考え事をしたりしていて少し読むペースが遅かった一ヶ月だった。情けないことにこの年齢になっても切り替えがあまり上手ではないのだけれども、この時間に読書をするという行動は必ずするというところは習慣化できてきている気がする。

とにかく仕組み化 ── 人の上に立ち続けるための思考法」より抜粋。

人間は、人間である限り、ずっと満たされないのです。満足した瞬間というのは、成長が止まるときです。引退して、余生を送るときに考えればいいことです。あるいは、節目節目に、少し人生を振り返ってみて、「悪くないな」と思えれば、それでいい。

安藤 広大. とにかく仕組み化人の上に立ち続けるための思考法 (p.131). Kindle 版.

2023年6月に読んだ本

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2023年5月に読んだ本を振り返る

2023年5月は12冊。少し冊数が多かったのはゴールデンウイークがあったからであろうか。

コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル」より、

無理難題と感じる場面も多いだろうが、こうした難局を創意工夫で克服できる能力があると会社や同僚たちから判断されているからこそ、マネージャーはその職位を任されている。マネージャーの仕事はManage、直訳すれば(なんとかする)(辻褄を合わせる)ことなのだ。

メン獄. コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル (文春e-book) (p.275). Kindle 版.

「なんとかすること」がマネージャーの仕事。

時には周囲からは「なんでそこまでするの?」と言われるかもしれない。しかし、一種の狂気とも言えるような継続的な習慣が、自分自身の仕事に圧倒的な裏付けと自信を与えることになる。

メン獄. コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル (文春e-book) (p.275). Kindle 版.

習慣を作ること。そしてそれを持続すること。やっと40歳を超えてそれができる様になってきた。少しだけど。まだ足りないのでもっとやらないといけない。

2023年5月に読んだ本

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“思い邪なし” 読了 – 2023年5月26日

今週は公私共に自分が携わる会議であったり調整ごとであったりが多かったのもあって時間が過ぎていくのが早かった。気づくと5月も終わりそう。
通勤時、今週は「思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫」を読んでいて読了。稲盛和夫さんに関する本、ここ半年くらい端から求めて読んでいるのだけど考え方が圧倒的すぎて同じエピソードを複数の本で取り上げていても様々な掘り方をされているので毎回学びしかない。

「考えて考えて、本当に一歩一歩真剣に働いてきたら明日が自ずから見える。しかし、あさっては見えない。見る必要もない。一歩進めば一歩先が見える。その一歩一歩の延長で未来のことが成し遂げられる」

北 康利. 思い邪なし (毎日新聞出版) (Kindle の位置No.2927-2929). Kindle 版.

夜は同僚と渋谷の中心から少し外れたところにある居酒屋にいって食事。仕事のことももちろん、周辺の話もいろいろ聞くことができたり話せたりしてとてもよい時間だった。

2023年4月に読んだ本を振り返る

2023年4月は9冊。

元プロ野球選手・監督、野球解説者の落合博満の22年前の著書、「コーチング―言葉と信念の魔術」より抜粋。

〝自分を生かすこと〟と〝自分のやりたいようにやること〟は、まったく意味が違うのだ。組織のルールを守り、指揮官が目指す方向に進みながら自分の力を惜しみなく発揮する──これが、組織の中で自分を生かす最良の術である。

落合 博満. コーチング (Japanese Edition) (p.122). Kindle 版.

自分が職場で時々伝えている「自分のための仕事をしない」に通じる感があった。
この本、2001年に出版されたとは思えない内容でマネジメントに携わっている方にはお勧めしたいと思った。上の一文以外にも刺さるメッセージがとても多かった。少しストレートなので転載するのは控えるが。
(ただ野球が全くわからない人だと読み進めるのがむずかしいかもしれない。)

2023年4月に読んだ本

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2023年3月に読んだ本を振り返る

2023年3月は7冊。

アマゾンの最強の働き方──Working Backwards」より、決断の話。

「ほとんどの決断は、欲しいと思う情報量の70%程度を得たところで下すべきでしょう。90%まで待っていたら、たぶん遅すぎます。そして、判断に誤りがあったときはすぐに気づいて修正する能力を磨かなければなりません。軌道修正が得意なら、失敗してもそのコストはたいしたことはないでしょう。しかし、スピードが遅ければ確実に高い代償を払うことになります」

コリン・ブライアー,ビル・カー. アマゾンの最強の働き方Working Backwards (Japanese Edition) (p.140). Kindle 版.

評価指標の話。事業を成長させるにあたり設定される目標をセットする際に指定すべきはコントローラブルなインプット指標にするという話。

CEO個人はもちろんのこと、企業にも、アウトプット指標を直接的にコントロールする力はない。大事なのは「コントロール可能なインプット指標」だ。自分たちがコントロールできる活動こそが、最終的には株価をはじめとするアウトプット指標を左右するのだ。

コリン・ブライアー,ビル・カー. アマゾンの最強の働き方Working Backwards (Japanese Edition) (p.220). Kindle 版.

2023年3月に読んだ本

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2023年2月に読んだ本を振り返る

2023年2月は雑誌1冊を入れて11冊。

伊藤忠 財閥系を超えた最強商人」より

商社パーソンの仕事はソフト開発のようなものだ。時代や環境をにらみながら、アイデアを出し、自分が経験した事物を組み合わせて事業に仕立て上げる。経験が多ければ多いほど、組み合わせのパターンは増える。山田に話を聞きながら、わたしは何気なく、「商社の仕事って、組み合わせですね」と言った。すると、翌日、その言葉に反応した山田からメールが来た。
「商社の仕事は、まずはやってみて、後から点と点がつながっていくようなものだと考えており、この点をいくつ自分の中で作っていけるかが、若いうちだけではなく、人生の中での重要なポイントのように今は感じております。

野地 秩嘉. 伊藤忠財閥系を超えた最強商人 (Japanese Edition) (p.321). Kindle 版.

"後から点と点がつながっていく" という言葉が印象に残った。

2023年2月に読んだ本

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2023年1月に読んだ本を振り返る

2023年1月は10冊。

職業、挑戦者: 澤田貴司が初めて語る「ファミマ改革」より抜粋。

「たくさんの会社の経営や再生に携わってきて、わかったことがあるんです。それは、おかしくなった会社は、リーダーが現場を理解していないということです。だから、現場第一主義で修正をしてきた。現場を見ることは義務なんです。僕からすると、当たり前。現場目線で仕事ができない会社は破綻するんです」

上阪 徹. 職業、挑戦者澤田貴司が初めて語る「ファミマ改革」 (Japanese Edition) (pp.18-19). Kindle 版.

コンビニエンスストアの事業も本体があり、加盟店があり、その先に消費者(購入者)がいるという構成のときに企画は本体が行い、直接の販売は加盟店が行うという形態の事業で自分がいま携わっている事業もその形態に似ているのかもしれないと置き換えながらこの本全体を読むと学びがとても多かった。

2023年1月に読んだ本

ポケモンストーリー読了 – 2023年1月29日

昨日インストールしたBondee、夜から起動するたびに「ネットワークエラー」が表示されて何か問題が起きているのかなとも思いつつ、自分がつながっている各所を見るとどうも起きているのは自分だけという気がしたのでキャッシュをクリアし、それでも解決しないため思い切って一度アンインストールをして再度ログインを試みると問題は解消した。自分だけネットワークエラーだった。
(プッシュは届くのに起動できないから何か変だとは思っていたんだ)

お昼前に「ポケモン・ストーリー」読了。2000年に書かれた本なのだけれどもとてもおもしろく読めた。ポケモン自体の開発、そこからのカードゲームへの展開やキャラクタービジネスとしてのアニメ放映にいたるところから海外展開まで事細かにまとめられていて読んでいてとても面白かった。
あと、ミュウがイースターエッグ的な形でプログラマが仕込んでいた話からそれが噂となってポケモンを遊ぶ小学生たちの間で話題になってきたときの対応などは事業対応としても見事だなと思った。

お昼ごはんに焼きそばを作る。もやし多めで目玉焼き乗せる。
午後から散歩、4.9Kmくらい。