徒然日記 – 2024年7月14日

土曜日の気分であったのだけれども日曜日であった。午前中にTBSラジオで安住紳一郎の日曜天国を聴いたのにすっかり忘れていた。出張で多少お疲れ気味というのもあって家にこもって本をひたすら読んでいた。

神と人と言葉と 評伝・立花隆 (単行本)」読了。2021年に亡くなったジャーナリスト、評論家である立花隆の評伝。戦後の混乱、キリスト教に対する宗教観に加えて学生運動が繰り広げられていた学生時代を経て徐々に確立されていくスタンツとそこから多岐にわたる著作が生み出されていたことが知れた。また、2000年以降に出版された複数の氏への批判的著作に対してスタンツも記載されていて興味深かった。

2024年6月に読んだ本を振り返る

2024年6月は4冊。体調が悪いのかと思うくらい読めていなかったのだけど、思い返すと通勤中の車内で寝てしまっていたり、動画見たりしていたことが多かった気がしてきた。反省。

崖っぷちだったアメリカ任天堂を復活させた男」より。

リーダーは組織と深く関わることで、みんなを停滞させている問題を見つけてチームの心をつかまなければならないものの、なかなか時間をかけてこれに取り組もうとしない。私は「前線」に立つリーダーシップの力を信じている。自分の指揮命令系統を超えて、会社の各部署にこうしたリーダーシップを波及させなければならない。そこから生まれた洞察力は、オペレーションを簡素化して収益と利益を促す大きな力を持つ。

レジー・フィサメィ. 崖っぷちだったアメリカ任天堂を復活させた男 (p.126). Kindle 版.

リーダー論、キャリア形成論としてこの本はおもしろかった。あと任天堂という会社がやっぱりおもしろいなとおもうと同時にもう一度、岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。 (ほぼ日ブックス)を読み直したくなった。この本で出てくるエピソードから一層興味を持ってきた。

2024年6月に読んだ本

2024年5月に読んだ本を振り返る

2024年5月は13冊。ゴールデンウィークもあったので読めた本の冊数も多め。

管理職失格: 新世代リーダーへの条件」 より抜粋。

これからの管理職に求められるのは、既存路線での正解を提示することではなく、新たな方向性を提示する能力です。そうであれば、目の前のことだけに集中するのではなく、より多様なところに視野を広げる、そういう能力開発こそが有効です。

木村尚敬,柳川範之. 管理職失格 新世代リーダーへの条件 (Japanese Edition) (p.120). Kindle 版.

逆にいうと新しい方向性を提示するだけでも駄目で、目の前のこともきちんとできることが必要なスキルなのだろうなと思ったし、会社全体を見る視点、事業責任管掌を見る視点の両方を持たねばならないといったことも記述があったりして、いまの自分に刺さるところが多かった。

2024年5月に読んだ本

2024年4月に読んだ本を振り返る

2024年4月は7冊。

リーダーは「戦略」よりも「戦術」を鍛えなさい」より抜粋。

皆さんも、ときにはわからないことはわからないまま、物事を進めてみてもいいのではないでしょうか。とりあえず、「X」「Y」「Z」と置きながら。前に進んで、見える景色が変われば、その分、知識が増え、理解が進み、新しい状況が生まれていくはずです。

加来耕三. リーダーは「戦略」よりも「戦術」を鍛えなさい (p.88). Kindle 版.

何かしら新しいチャレンジであったり自身が経験がないことを進めていくときにユーザーであったり市場に調査をしてファクトを得ることも必要だけれども仮説を立て前に進まないと何も見えるものも変わらないし状況も変わらない。

美しく枯れる。」、表紙や芸人としての著者のイメージを持って読むと、ご当人の声で聞こえてくる様な口語体の文章であったのだけれども、端々にあるエピソードが単に表側からだけではわからない人生の出来事とタイトルにある「美しく枯れる」が結びついて少しだけ切なかった。

2024年4月に読んだ本

2024年リンク

2024年3月に読んだ本を振り返る

2024年3月も9冊。2月と同じ冊数だった。
残念ながら衝撃をうけるくらいのインパクトがある読書体験は先月なかった。

CDO思考 日本企業に革命を起こす行動と習慣」、ここでのCDOはChief Digital Officerの方のCDO、最高デジタル責任者のニュアンス。

事業とIT、経営と現場、顧客・市場と会社、双方の言葉を使って、当たり前のようにデジタルな要素を頭に入れながら、目的達成のために物事を進める。いわばビジネスの「通訳」のような人材です。アナログ世代とデジタル世代、双方が理解しやすいように言語を「翻訳」できる人と言っていいかもしれません。これが私の考える「デジタル人材」です。

石戸 亮. CDO思考日本企業に革命を起こす行動と習慣 (p.18). Kindle 版.

tips的に読み進めた。ここで通訳と表されているブリッジする役割はDXで求められるだけではなくて、いまだとAIと人間、組織と組織みたいな形でつなぐ役割もあるのかもしれないのだけれども、結局自然言語でその部分を伝えられるか。というスキルが一番大事なのではないだろうかと思うなど。

無私、利他 〜西郷隆盛の教え〜」より、

鹿児島弁には、「議を言うな」という言葉があります。この言葉は、薩摩武士の気質をよく表した言葉だと思います。相手に不満を垂れたり、無駄話をする。また、食べ物を残して、なぜ残したのか言い訳めいた話をする、反論めいた話をぐだぐだと語る。そんなときに、「議を言うな」と言うと、相手は二の句を継げなくなるのです。

無私、利他西郷隆盛の教え (Japanese Edition) (Kindle の位置No.123-126). Kindle 版.

「議を言うな」、議論はいくらでもして、決まったらそれに従うといったニュアンスかな。

2024年3月に読んだ本

2024年リンク

2024年2月に読んだ本を振り返る

2024年2月は9冊。

コンサル0年目の教科書 誰も教えてくれない最速で一流になる方法」より

哲学論争は数値化して終わらせる

古谷 昇. コンサル0年目の教科書 誰も教えてくれない最速で一流になる方法 (p.107). Kindle 版.

人間が行っている事業である以上、定性的になるのだからこそ定量化(数値化)して決める。定性的なまま話し合っていてもまとまらない。

2024年2月に読んだ本

2024年リンク

2024年1月に読んだ本を振り返る

2024年の最初の月は11冊。
年初ということもあったので改めて組織づくりであったりマネジメント、目標設定に関するトピックの本などが多めだった。

数値化の魔力 "最強企業"で学んだ「仕事ができる人」になる自己成長メソッド」より抜粋。

「行動の量」を増やしてみると目に見えて成果が出ますので、これまで成果が上げられなかった理由が自分の能力や技術力によるものだという思い込みから解放されます。「なんだ、悩む以前に、そもそも量が足りていなかったのか」と気づけるのです。

(中略)

このように「『行動の量』が大事」という話をすると、「結局、根性論ですか?」「今の時代に『量』なんて、考えが古すぎる」と誤解される方がいますが、私が考える「根性論」とは、どの方向にどこまで努力すればいいのか不明確なまま、むやみに努力した結果、さほど成果が上がらず、再びむやみに努力するという悪循環のことです。
岩田 圭弘. 数値化の魔力 最強企業で学んだ「仕事ができる人」になる自己成長メソッド

「やりすぎだ」とか、「そもそも量より質を」という話になったとき、得てして一度もそこまでやりすぎてなかったり、量もなかったりするということが多々ある。
測るために数値化して増やせる量から取り組む。

2024年1月に読んだ本

2024年リンク

まだありません

本を読むこと- 2024年1月21日

本、よく読まれてますよね。と言われることが時々あって、10代の頃は小説も含めてほぼ何も活字を読まない人間であったのだけれども大学に入学してからノンフィクションや歴史小説を読む様になり、それから技術書、そして30代過ぎてからは徐々にビジネス書の割合が増えてきてという読書遍歴を経てきてた上で、そもそもなんで本を読んでいるのかな。と少し振り返ってみました。

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2023年12月に読んだ本を振り返る (2023年振り返り)

2023年も最後なので年間を通しての振り返り。今年は103冊の本を読むことができた。昨年と比べると読んだ冊数は -14冊 で少し減った。
昨年から引き続きオフィスに出社する時間で各駅停車の電車に乗って本を読むという習慣が大分染み付いてきたので引き続き読書時間を確保できている。冊数が減ったのはおそらくスマホで別のことをしたりしたのが原因だと思うのでこの時間は読書用で確保したほうが本当はよいのだろうなと思ったので来年は改める。スマホを開いて動画みたりゲームしたりしない。

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2023年11月に読んだ本を振り返る

11月は5冊。

凡人が天才に勝つ方法: 自分の中の「眠れる才能」を見つけ、劇的に伸ばす45の黄金ルール」より抜粋。

大人なら、仕事の細々とした雑用に対して「はい、やります」と自ら手を挙げる。そのときのポイントは「自分ですべて抱える」ことです。一部を手伝うとか、何割かを負担するのではあまり意味がありません。まずは自分が率先して全面的に背負ってしまうわけです。そうすれば、その仕事の中心人物は常にあなたになります。

つんく♂. 凡人が天才に勝つ方法自分の中の「眠れる才能」を見つけ、劇的に伸ばす45の黄金ルール (p.256). Kindle 版.

(天才でなく)プロなのであれば数をこなし安定して課題解決をすることの大切さや上で書かれている様な姿勢を継続して持たなければと改めて思った。

2023年11月に読んだ本

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