半藤一利「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」読了 – 2025年8月5日

日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」読了。

戦争の終結に向けた日本の最高意思決定層の動きを克明に描いたこの一冊は、単なる歴史書ではなく、極限状況における人間の思考と行動の記録だった。文章から伝わる緊迫感と同時に、今の時代におけるリーダーシップとは何か、組織の意思決定について考えた。

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2025年7月に読んだ本を振り返る

2025年7月に読んだ本の書影

今月は10冊。移動中に動画を見るのを意識して制限した。読後のメモを残したものは以下の4エントリでまとめた。

今月のおすすめの1冊

読後のメモにも書いたけれども、「今はそもそも“集中できない”社会になっている」という前提から話を始めているのが、とても腑に落ちた。集中できないのが当たり前の環境になっている以上、従来の“集中”という概念そのものを、自分自身で一度定義し直す必要があるんじゃないかと思わせられた一冊だった。

スマホが普及し、メッセージングアプリが仕事でも日常的に使われるようになり、社内外問わず常に何かに返答している状態が当たり前になっている。さらにここ最近は、AIとのコミュニケーションも加わってきて、よりいっそう「集中しにくい」環境が加速している気がする。

そういう中で、昔ながらの「集中しろ」というマインドセットを持ち続けても、うまくいかないんじゃないかという感覚がずっとあった。本書には、そんな状況の中で「そもそも集中ってなんだっけ?」という問いに立ち返り、今の時代なりの集中の仕方を考えるヒントがいくつも書かれていた。

タイトルに「マッキンゼー」とあるけれども、それはあくまで著者の経歴を示す記号であって、内容自体はもっと普遍的というか、「考え方をどう切り替えるか」という部分に重きが置かれていた印象。集中力の“技術”というより、“捉え方を変える”ことで自分の時間や意識をどう扱うかに踏み込んでいる点が、この本の面白いところだと思った。

2025年7月に読んだ本

「仕事ができる」とはどういうことか? (宝島社新書)

「仕事ができる」とはどういうことか? (宝島社新書)

著者: 楠木建 / ジャンル: 本 / 発売日: 2021年7月9日

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登録日: 2025年7月29日 / 読み終わった日: 2025年7月30日

一杯のコーヒー 昭和天皇とマッカーサー 日本人が忘れてはいけない終戦秘話

一杯のコーヒー 昭和天皇とマッカーサー 日本人が忘れてはいけない終戦秘話

著者: 綾野まさる / ジャンル: 本 / 発売日: 1970年1月1日

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登録日: 2025年7月26日 / 読み終わった日: 2025年7月26日

CAN'T HURT ME(キャント・ハート・ミー)削られない心、前進する精神

CAN'T HURT ME(キャント・ハート・ミー)削られない心、前進する精神

著者: デイビッド・ゴギンズ / ジャンル: 本 / 発売日: 2024年11月14日

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登録日: 2025年7月23日 / 読み終わった日: 2025年7月26日

マッキンゼーで学んだ 時間の使い方がうまい人の一瞬で集中する方法

マッキンゼーで学んだ 時間の使い方がうまい人の一瞬で集中する方法

著者: 大嶋祥誉 / ジャンル: 本 / 発売日: 2024年2月29日

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登録日: 2025年7月20日 / 読み終わった日: 2025年7月20日

WOWとYeah 小室哲哉 起こせよ、ムーヴメント

WOWとYeah 小室哲哉 起こせよ、ムーヴメント

著者: 神原一光 / ジャンル: 本 / 発売日: 2024年5月15日

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登録日: 2025年7月19日 / 読み終わった日: 2025年7月19日

CROの流儀 人・サービス・売り方を変え提供価値と収益を最大化する

CROの流儀 人・サービス・売り方を変え提供価値と収益を最大化する

著者: 大西俊介 / ジャンル: 本 / 発売日: 2025年6月6日

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登録日: 2025年7月19日 / 読み終わった日: 2025年7月19日

誰も知らないカルロス・ゴーンの真実

誰も知らないカルロス・ゴーンの真実

著者: レジス・アルノー / ジャンル: 本 / 発売日: 2020年5月8日

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登録日: 2025年7月14日 / 読み終わった日: 2025年7月14日

SNOOPY(8) SUNDAY SPECIAL PEANUTS SERIES いとしのあなたへ (8)

SNOOPY(8) SUNDAY SPECIAL PEANUTS SERIES いとしのあなたへ (8)

著者: 谷川俊太郎 / ジャンル: マンガ / 発売日: 2025年5月28日

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登録日: 2025年7月13日 / 読み終わった日: 2025年7月13日

歩く マジで人生が変わる習慣

歩く マジで人生が変わる習慣

著者: 池田光史 / ジャンル: 本 / 発売日: 2025年2月4日

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登録日: 2025年7月4日 / 読み終わった日: 2025年7月5日

稲盛和夫の哲学 人は何のために生きるのか (PHP文庫)

稲盛和夫の哲学 人は何のために生きるのか (PHP文庫)

著者: 稲盛和夫 / ジャンル: 本 / 発売日: 2003年7月3日

Amazon.co.jpで購入

登録日: 2025年7月4日 / 読み終わった日: 2025年7月4日

2025年過去リンク

徒然日記 – 2025年7月27日

朝から散歩する3.6Km、朝7時から歩いても終わる頃には汗だくになるくらいだった。気温27℃で湿度は76%。

一杯のコーヒー 昭和天皇とマッカーサー 日本人が忘れてはいけない終戦秘話」という本をたまたま図書館で見つけたので読んだ。国難と呼ばれる出来事はその時代時代によって起きたときに何が行われたのか、どう振舞われたのか。について自分が知っていなかったことも書かれていて興味深かった。

大嶋祥誉「マッキンゼーで学んだ 時間の使い方がうまい人の一瞬で集中する方法」読了 – 2025年7月19日

直近の出張中時の移動中に読んだ本。「マッキンゼーで学んだ 時間の使い方がうまい人の一瞬で集中する方法」読了。

以下、マークアップした部分を中心に読後メモ。

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池田光史「歩く マジで人生が変わる習慣」読了 – 2025年7月5日

歩く マジで人生が変わる習慣」読了。

著者 : 池田光史
ニューズピックス
発売日 : 2025-02-04

タイトルから入ると、ただひたすら「歩くとよいですよ」ということが書かれている本かと思ったのだけれども、科学的な論証であったり足の骨格から考えるあるべき人間の足の機能とそれが履く靴の話であったりととてもおもしろい本だった。

もちろん歩く健康的なメリットもまとめられていて

  1. 歩くと、血糖値や血圧が下がる
  2. 歩くと、長生きする
  3. 歩くと、がんや心疾患リスクが下がる
  4. 歩くと、不眠が改善し、ストレスも減る
  5. 歩くと、脳卒中リスクが下がる

が挙げられていた。
以下、マークアップした部分を中心に読後メモ。

読後メモ

身体性と幸福感の接続

  • 人間の幸福は「身体の快調さ」に直結している。身体性を奪う現代社会の構造は、やがて心身の不調や社会の綻びにつながる。
  • 歩くことは、身体を通して自己との接続を取り戻す行為でもある。

歩行と思考、創造性の関係

  • スティーブ・ジョブズもザッカーバーグも「散歩ミーティング」を通じて重要な意思決定をしていた。
  • 歩行中の脳は活性化され、創造性が高まることが科学的にも証明されている(海馬の体積増加、アイデアの発想向上など)。
  • 屋内外を問わず「歩きながら考える」ことの有効性が強調される。

脳の健康・認知症予防としての歩行

  • 週3回40分のウォーキングが記憶力や脳の若返りに効果的。
  • 特に15分以上のウォーキングを習慣化することで、アルツハイマーの発症率を最大40%抑える可能性がある。

座りすぎの害と「ホモ・セデンタリウス」からの脱却

  • 長時間座ることは「新しい喫煙」とされ、心疾患・がん・メンタルヘルスに悪影響。
  • 定期的に立ち上がる・食後に歩く・日常でNEAT(非運動性熱産生)を増やすことが重要。

「靴」の進化と人間の身体性

  • 靴の形が足に合っていないことが、身体の不調の原因になっている。
  • ベアフットシューズなど「自然な形の靴」は、歩くことの楽しさと身体機能の回復をもたらす。
  • アルトラ社の「ゼロドロップ」「フットシェイプ」の思想が印象的で、靴と身体の関係を再考させられた。

文明と歩行の逆説的関係

  • 都市化・テクノロジーの進化が、歩行を奪い、逆に身体の不調や不幸感をもたらしているという仮説。
  • 歩くことは「健康のため」以上に、失われた本能や感覚を取り戻す文化的・精神的な営みでもある。

宗教的・歴史的な歩行文化

  • 日本の伊勢参りやお遍路など、歩くことが「信仰」や「身体的時間感覚」の基盤となっていた。
  • 「八里先」など、地理の単位すら歩行の実感に基づいていたことに驚かされた。

現代の反転と可能性

  • 米国では2024年に信号無視横断を合法化するなど、歩行者主体の街づくりが進行中。
  • 幸福とは「自ら歩むこと」であり、「歩くこと」自体が持続可能な人生戦略である。

スマホもAIも悪くないけれど、それらに“奪われていた”のは自分の身体だったのかもしれない。歩けば頭も心も整う、という事実は、あまりにシンプルだけれども、最先端の研究も、数百年の歴史も、ただ「歩け」と語っていたことに気づいた。

歩くこと – 2025年7月4日

朝散歩2.9Km、考え事しながら歩こうと思っていたのだけれども "無" で歩いていた。

そんな散歩を毎日しているということもあったのと1on1で紹介していただいたので「歩く マジで人生が変わる習慣」を読み始めた。歩くことに対する効用を書いた本かと思いきや靴の構造や人の足の仕組みから何故歩くことがよいのかといったことがまとめられていて面白い。

歩き続ければ、すべては上手くいく。
セーレン・キルケゴール (哲学者・思想家、1813〜1855年)

という言葉が紹介されていて、これを信じて散歩を続けようと思った。

著者 : 池田光史
ニューズピックス
発売日 : 2025-02-04