「サステナブルソフトウェア時代」読了 – 2025年4月25日

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サステナブルソフトウェア時代 IT産業のニュースタンダードになるもの」読了。

以下、マークアップした部分を中心に読後メモ。

読後メモ

レガシーシステムがもたらすリスク

  • 日本企業が直面する「2025年の崖」は、老朽化したシステム維持による経済損失の象徴。
  • レガシーシステムは、保守運用コストの増大やデジタル対応の遅れ、セキュリティリスクを引き起こす。
  • 放置すれば年間最大12兆円規模の損失リスクが生じるため、速やかな改革が必須。

サステナブルソフトウェアの概念

  • サステナブルソフトウェアとは、陳腐化せず、長期にわたり再利用できるソフトウェアを指す。
  • 技術的負債を防ぎ、長期的にコスト効率よく運用可能な仕組みを目指すべき。
  • マイクロサービスアーキテクチャとAPI活用が、その実現を可能にする。

システム開発の文化差異

  • 日本企業はスクラッチ開発主体で「システムを業務に合わせる」傾向が強く、技術的負債が溜まりやすい。
  • 欧米ではパッケージ導入型で「業務をシステムに合わせる」ことが一般化し、更新が迅速である。
  • 日本も段階的モダナイゼーションによる柔軟性向上が求められる。

デジタル化とDXの誤解

  • 「デジタル化」は単に紙や手作業の電子化であり、DXとは異なる。
  • DXは業務プロセスやビジネスモデルの抜本的変革を目的とする。
  • 日本企業の多くは、デジタル化の段階に留まっているため、本質的なDXを進める必要がある。

技術的負債とその悪循環

  • スクラッチ開発システムは5〜10年の周期で大規模な追加投資が必要になることが多い。
  • 設計や品質に対する妥協は技術的負債を蓄積させ、維持管理が困難となる。

後半にはAIを活用した開発のくだりであったり、改めてマイクロサービスアーキテクチャの話であったりコンテナ化による恩恵といった話、それを用いたシステムが構築された上においてもデータ基盤の構築の重要性といった旨が書かれていた。

著者は元々立ち上げた会社がワークスアプリケーションズと合併した後、MBOして再度独立するといった経歴を持たれていて、一貫して規模の大きい業務システム構築や自社開発のサービスも提供されている背景を見たときにこういった視点観で事業を考えられているのかという視点の一部が知れた気がしてむしろそちらが収穫だった。

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