「世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?」読了 – 5月17日

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世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?」読了。

以下、マークアップした部分を中心に読後メモ。

読後メモ

マネジャーとリーダーの線引き

  • リーダー=行き先を示す人/マネジャー=そこに最短で到達させる人。役割を混同するとどちらも中途半端になりやすい。
  • 上位階層ほどリーダーの比重が高まり、現場に近い階層ほどマネジャー色が濃くなる構造を理解する。

マネジャーの本懐

  • 任された「材料・設備・人員」でアウトプットを最大化するのが仕事。自分がプレイヤーに戻って穴埋めするのは“臨時対応”であり、本質業務ではない。
  • プレイング sometimes マネジャー真のプレイング・マネジャー は別物。後者は常に視座をマネジメントに置く。

体系化された“ファイブ・ピラーズ”

  1. Relate – 上司と部下の健全な関係性を設計する
  2. Delegate – 評価→アサイン→モニター→調整→最小限介入までを一気通貫で設計
  3. Calibrate – 事実に基づくフィードバックで軌道修正
  4. Motivate – 自己効力感を引き上げ、クイック・ウィンを仕込む
  5. Facilitate – 役割とエゴを一方向に揃え、真のチームをつくる

マネジメント・ルーティーンの再定義

  • 1on1や目標設定は“呪術”ではなく手段を詰め込む箱。目的が曖昧なルーティーンは空箱に祈るのと同じ。
  • ルーティーンを機能させる鍵は「事前設計」と「意思あるチェックポイント」。

ルール&互恵性のデザイン

  • 組織の慣わしはマネジャーが意図を持って作り替えるもの。
  • ギブ&テイクは「知識・人間関係・環境」で回す。昇進など希少リソースを日常のギブに使わない。

デリゲーションの作法

  • 仮説ベースで能力を評価→彫刻のように任せ方を細分化する
  • モニタリングは機械的・淡々と。説明責任を徹底してメンバーを案件の“経営者”に育てる。
  • 異変を感じたらナッジで小さく促し、根本課題なら再評価かトレーニングで手当て。

コミュニケーションはアサーティブ

  • 攻撃的でも受け身でもなく、“内省を開示して冷静に伝える”態度が相手の内省を促す。
  • ネガティブ・フィードバックは Fact / Timing / Respect を外さない。

コーチングで行動変容を促す

  • GROW(Goal-Reality-Options-Way-forward)で思考を可視化。まず自己採点させると一気に深まる。
  • コーチは“経験豊富な助言者”でなくても務まる。問いで気付きを引き出す役。

モチベーション & セルフ・エフィカシー

  • 正しい勇気づけは「自分ならできる」感覚を養い、個人→チームへ連鎖してパフォーマンスを底上げ。
  • クイック・ウィンを設計して成功体験を積ませるのが近道。

チームビルディングとエゴの扱い

  • 3人以上をまとめて役割を定め、共通ゴールで束ねるところからチームは始まる。
  • 個々のエゴを「チームの勝利に貢献することで報われる」形にファシリテートするのがマネジャーの腕の見せ所。

総括

外資系で鍛えられた「成果直結型マネジメント」を、物語形式で腹落ちさせてくれる良書。管理職が抱えがちな“自己流マネジメントのモヤモヤ”を、ファイブ・ピラーズという実践フレームで一刀両断されていた。
本文中にあった「呪術」を捨て、真にチームを前に進めるヒント多くてとてもよかった。

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