2022年 12月 の投稿一覧

2022年12月に読んだ本を振り返る (2022年振り返り)

2022年も最後なので年間を通しての読書振り返り。今年は117冊の本に出会えた。
昨年の反省を踏まえて移動時間だったり細かい時間を使ってきちんと本を読もうと意識していたのがいい形に実行できた気がする。

今年読んだ本を表にまとめてみた。(ブクログ、読書ログをCSVでアウトプットする機能があるのを知らなかった。便利。)

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クリエイターの可能性を世界に広げる(SUZURI Advent Calendar 2022 / 25日目)

このエントリーは「SUZURI Advent Calendar 2022」25日目のエントリーです。
昨日のエントリーはSUZURI事業部副部長兼社長室長 (漢字が多い!) ロベさんのVlogで振り返る22年下半期でした。こまめにvlog撮られて&継続されていてさすがだな…。と、自分のブログエントリの更新頻度を見返しつつ感じていました…!


さて、当方はGMOペパボ株式会社でSUZURI事業部部長とEC事業部部長を兼任させていただいていますが、今日はSUZURIのアドベントカレンダーということでSUZURIについて書いてみたいと思います。

昨年はt90g4.a8g4e2.g4.a8g4e2 というエントリーを書かせていただいて、以前の元エンジニアとして思い返しも含めたエントリーを投下させていただいたのですが今日は事業責任者として担っている視点からのお話をエントリーしてみます。

SUZURI事業部の部長職、事業責任者として役割を担って1年半が過ぎようとしています。

SUZURIをご利用頂いているすべてのクリエイターの方の可能性を伸ばすサービスとしての取り組みが自分自身できているのかなと自問自答する日々ですが、マネジメント視点でどの様に取り組んできているかについては、ペパボのマネージャー陣が書き綴ったアドベントカレンダーの5日目のエントリーで書いてみましたので是非そちらも併せて御覧ください。

僕はこう考えてマネジメント職に就いている (Pepabo Managers Advent Calendar 2022 5日目) https://hideack.site/entry/2022/12/05/210535

SUZURIでアイテムを作り活動頂いているクリエイターの方々へ

まずは2022年新たにSUZURIを使い始めていただいた、また以前から使っていただているすべてのクリエイターの皆様、今年も数多くのアウトプットをSUZURIで行っていただいてありがとうございました!

今年も非常に多くのアイテムをSUZURIに登録していただけました。毎日運営をしていると新規に登録されていくアイテムの数を見ることができるのですが、こんなにもたくさんのアウトプットが毎日行われているということに驚くとともに同時に運営している立場としての責任も感じます。

2022年、SUZURIはサイズ展開・新機種対応等の横展開も含めて13アイテムの追加を行いました。
具体的には、アクリルキーホルダー から刺しゅう対応 に至るまで、よりアウトプットのバリエーションを増やす活動を行ってきました。

引き続き2023年も、「これも作れるようになった!」と思ってもらえる体験を少しでも増やしていきますので是非ご期待ください。そんな体験の1つとして、来年2月からデジタルコンテンツの取り扱いを開始します。(現在は事前登録受付中)

これまで、デジタルデータをTシャツやマグカップをはじめとする物理的なアイテムへ変換することでクリエイターの方々のアウトプットを支援してきましたが、デジタルデータ→デジタルデータでのアウトプットの支援にもチャレンジしていこうと考えています。

これまでとは違い、ある意味表現の幅は無限大ですので逆にどういったものをデジタルデータとしてアウトプットしていけばよいのか悩まれているクリエイターの方もおられるかもしれせん。この部分はSUZURIの事業を運営している我々が想定している使い方をお伝えするのはもちろん、使われ方の事例も含めてもっとお伝えしていかねばと思っています。

もう一人のクリエイター

さて、一言でこれまで「クリエイター」とお伝えしてきましたが、SUZURIにはクリエイターが2方居られることに最近気づきました。
それは、上に述べてきた様なSUZURIに「アイテムを登録していただける」クリエイターの方々。もうひとりはSUZURIでアウトプットされたアイテムを購入いただいている方々です。

“購入する側もクリエイター??” と思われるかもしれませんが、例えばSUZURI上で作られたTシャツを身に着けたり、作られたアクリルキーホルダーを手元のかばんなどにつけて外出すると、それを目にする自分以外の人に「表現」や「コミュニケーション」を行っていることになり、それは1つのクリエイティブな活動なのではないか?と。SUZURI上のアイテムを探し、見つけ、求め、それを身に着けたり利用することで自己表現をされる方々もうひとりのクリエイターだと思います。

SUZURIは「つくることを誰でも簡単に、つくられたものを多くの人に届ける」を理念として活動する中において、もっと後者に関して力をいれていかなければと考えています。
せっかく時間をかけ、アイテムとしてSUZURI上で作っていただいて大切なアウトプットを “販売” という形で誰かに届き、アイテムを作られた一人でも多くのクリエイターの方々に「誰かの心を動かせた」と感じてもらい、また逆に心動かされアイテムを求められた方々自身もそれを身に着けたり利用することで表現をしてもらえる。その数を2023年は22年より更に多くなる様に取り組んでいきたいと思います。

結果としてまた1年後に振り返ったとき、すべてのクリエイターの方々がSUZURIというプラットフォームを使ってアイテムを作って、買い物をして本当によかったと実感していただける様にしていきます。

それでは、来年2023年もSUZURIはもとより、GMOペパボが提供するサービスをご利用頂いている数多くのクリエイターの皆様にとって素晴らしい一年になりますように。

Merry X'mas!!

追伸

「アイテムをSUZURIで購入いただいている方々もクリエイターでは?」という議論は事業部の仲間とディスカッションして生まれてきた考え方でしたので追記させていただきます。クリエイターの方々のためにこういったディスカッションが日々できることを本当に嬉しく同僚・仲間に感謝しています!

ニッポンの商いをなめらかにする (GMOペパボ EC Advent Calendar 2022 24日目)

このエントリーは「GMOペパボ EC Advent Calendar 2022」24日目のエントリーです。


EC事業部のアドベントカレンダーのエントリーですので、中長期的にGMOペパボEC事業部で目指していることを書いてみようと思います。

それを一言で表現したのがこのエントリーのタイトルです。

タイトルにも書いたこのフレーズいつから使いだしたのだろう。と自分ごとながら思い返してみました。調べてみたところ、2020年3月から社内向けのドキュメントやプレゼンテーションで使い始めたフレーズでした。(19年の終わりくらいからディスカッションの中であったり口頭では口に出していたかもしれません)
2020年を振り返るとその当時、新型コロナウイルスの影響で人と人との間で行われていたコミュニケーションが徐々に成立しなくなり、これまでと違う生活様式や行動様式が強制的に適応されていくなかでお商売をされている方々が行われていた売り買いといった行為さえ、制限が生じはじめたのもこの時期でした。

そうした中で自分たちに何ができるだろうかと考えた時に、まず浮かんだのはECをまだ始められていない方々にECを始めるきっかけとなるサービスとしてカラーミーショップをご利用頂くことでした。
2020年の期間中にはオンラインセミナーをはじめとしたプロモーション活動等を通して、今一度改めてインターネットを通して物販を行うことができることを知って頂く活動に注力し、更にプロダクトそのものもECをはじめていただくときに懸念してしまう障壁を下げるために21年5月にはフリープランの提供を開始をすることとなりました。
結果として多くの方にインターネットを通じた物販に改めて興味や関心を持って頂くことができ、数多くのネットショップがカラーミーショップをご利用いただいて誕生することができました。

そして、その様な取り組みの入り口に冒頭のキャッチフレーズ「ニッポンの商いをなめらかにする」を掲げたのでした。

このキャッチフレーズを作るにあたって当時はネットショップ立ち上げの障壁を「なめらかに」という意識が先行したのですが、ふと振り返ると、2020年より前から自分がカラーミーショップというサービスの事業責任者として役割を担う際から考えていたり、実行を経て実現していた多くのこともまた “商い” をなめらかにする作業だったのかなと思い返すのでした。

例えば決済。

従来から導入が可能だったクレジットカードや銀行振込という手段だけではなく、大手のモールやコミュニケーションツールが持つIDを利用したID決済の導入を促進したことは「支払い」という商い上のトランザクションをなめらかにすることにつながりました。

2019年に立ち上げたカラーミーショップ アプリストア

我々だけでは実現できないネットショップ運営上でのネットショップに従事頂いている皆様の負担軽減を実現することができるソリューションをご提供されている企業様との連携を実現するプラットフォームとして提供をすることで、例えば海外からの注文をスムーズに実現するために越境ECでの代行販売のソリューションをアプリストアというプラットフォームを介してできる様になりました。
また、そのプラットフォームを利用して我々自身が企業間の卸取引やECと実店舗を併用されている様なケースでよく発生する実店舗のFAX・電話等の受注をネットショップの受注と同様に扱えるためのアプリケーションをアプリストアを介して提供を開始することもできました。

更には対面決済の領域。

2022年2月には、ネットショップ運営のためにカラーミーショップから提供しているiPhoneアプリを利用することで、実店舗とネットショップを運営されている方が在庫を共有されている様なシチュエーションで実店舗で取引された在庫がネットショップで管理されている在庫数と連動するソリューションも提供しています。

上記以外にもインフラ面であったり機能面であったり、何かしらのギャップのある2点間。すべては人と人、人と企業、企業と企業の2点間で発生する「取引」で生じる障壁を下げ、より「なめらか」にするために取り組んできました。

「商い」は人類がもっとも長く培ってきたコミュニケーションの1つだと思っています。
カラーミーショップを提供するGMOペパボのミッションでもある「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」のもと、人類史上、もっとも長く培われてきた “つなげる、ひろげる” を体現したコミュニケーションの一つである「商い」をテクノロジーでより「なめらか」にしていくのがGMOペパボEC事業部のミッションです。

このミッションを更に高いレベルで達成すべく、23年、カラーミーショップはプラン構成で最上位となる「プレミアムプラン」の提供を開始します。専任のECアドバイザーが各ネットショップを運営される事業者の方とともに二人三脚でビジネスを次のステップに導く役割を果たしたいと考えています。事業運営そのものもスムーズに展開させていく役割をカラーミーショップが果たしていきたいと考えています。

ー ニッポンの商いをなめらかにする。

“商い” というアウトプットをされているすべての人々にカラーミーショップがこれからも役に立てられる様に2023年も取り組んでいきます。

副反応 – 2022年12月6日

昨日夕方、会社で接種をした新型コロナウイルスワクチンの副反応で朝から発熱と関節痛が酷くて今日は一日おやすみ。平熱より +1.5〜2.5℃くらいを前後するのが夜まで続いていた。関節痛がここまで激しかったのは過去の接種ではなかったのだけれども体調だったりに左右されるのかな。
寝ている間は本を読んだりYouTube見たりを繰り返していた。

今の時間になって大分落ち着いてきた感はあるので明日は業務に復帰できそう。

僕はこう考えてマネジメント職に就いている (Pepabo Managers Advent Calendar 2022 5日目)

このエントリはPepabo Managers Advent Calendar 2022の5日目です。
昨日は技術部マネージャー とらさんによる「スポーツジムに通う技術」でした。ジムに通う習慣を作るための仕組み化の話からSRE募集につながっててさすがだなと思いました...!


さて、このアドベントカレンダーはPepabo Managers Advent Calendar 2022ということで、GMOペパボ株式会社に所属するマネジメント職のメンバーで毎日更新されています。

私は2011年にGMOペパボ株式会社(当時は株式会社paperboy&co.)にWebエンジニアとして入社し、2015年1月からサブマネージャーとして管理職の一歩を踏み出したのが自分自身のマネジメント経験の始まりになります。

自分自身のキャリアとしても元来はエンジニアとしてキャリアパスを積み重ねていくつもりでいたのですが様々な縁があり、いま現在はネットショップ作成サービスであるカラーミーショップを中心に運営するEC事業部とオリジナルグッズ作成・販売サービスであるSUZURIを中心として運営するSUZURI事業部の2事業部で兼任の形で部長職を担っています。

2015年から6年数ヶ月の間にも、担うマネジメント対象の規模感、組織規模も年々大きくなっていく中で、まだ未熟なところも多いもののこれまでの経験や上司からマネジメントスタイルとして教わってきたこと、いろいろなマネジメントに関する書籍や情報を取り入れていくなかで少しずつ自分なりの考え方が固まりつつあり、またそういった考え方を社内でお話する機会も増えてきたので一度「何を役割として考えて自分がマネジメント職についているか」を書いてみることにしました。

  • いまはマネジメント職ではないが興味がある
  • マネジメントを担い始めたばかりだが色々なマネジメントスタイルを知りたい

といった方々へ、一企業でマネジメント職を担っている者の考え方としてお伝えできればと思っています。

なお、ここでのマネジメント職は弊職が担っている様なインターネットサービスの事業責任を持つ様な方だけではなく、専門職マネジメント(いわゆる弊社で定義しているエンジニアリングリードやデザインリード等)も含めた広い視野でのマネジメント職の方に対しても同じ視点で自分は捉えているため、専門職マネジメントラインの方の考え方の一助にもなれば嬉しいです。

何を役割と意識してマネジメント職についているか

さて、自分がGMOペパボ株式会社という組織でマネジメント職を担っているときに意識している役割は大きく2つあります。

1. 目標達成 (組織の成果に責任をもつ)

よく知られている定義としてマネジメントとは「組織をして成果を上げさせるための道具、機能、機関」と言われており、いわゆる「役割」であり、この定義に基づいた場合、マネージャーとは「マネジメントを実行し組織の成果に責任を持つ者」なります。

しばしマネジメント職の役割をヒューマンマネジメントが主の様に捉えられているケースを見聞きすることもあるのですが、求められているのは組織を介して成果を出すことであり、勤怠管理や人事評価に関しても目的達成を行うための一手段として認識して取り組まなければならないと思っています。
一見、当たり前のことの様なのですが何度も意識しています。担うべきは組織として出す成果から得る定めていた目標の達成です。

2. 一緒に働いている人のために尽くす

何のために自分がマネジメント職についているのかと問われたときに先の目標達成と同列で意識しているのは見出しに書いた「一緒に働いている人のために尽くす」になります。具体的にそれは何を意識しての行動かというと一緒に働いてくれているすべての人のモチベーションを支えフックアップし、より高いパフォーマンスを発揮頂くために尽くすこともマネジメント職の役割だと思っています。

そのために意識していることとして、定性的な事項ではあるのですが自分は以下の様なことを心がけ、一緒に働いている人のモチベーションを最大化させる役割を果たしたいと考えています。

  • (1) マネージャーは「ポジティブに振る舞い、話しかけやすい人」で居続けること
  • (2) 自分が専門とする言葉で翻訳すること
  • (3) 一緒に働いている人たち全員が能力を最大に発揮できるために自分ができることは何か常に考えること

(1)は少し定性的なことの様に聞こえますがとても大事だと思っていて、もしかするとネガティブな感情を持った人がマネジメントを行使したとして数字上は目指した結果が作れるかもしれませんが、その結果は「人」によってアウトプットされている以上、ネガティブに振る舞われるよりはポジティブに振る舞ってマネジメントが実行できるマネージャーによる組織からのアウトプットが望ましいと考えています。ごくシンプルにはネガティブな人の元で働くよりは、ポジティブな人の元で働いた方が同じ結果を出すなら楽しくないですか?という考え方です。

また、”話しかけられやすい” というのも大事な要素だと思っていています。ネガティブな事象が発生したとき、あるいは業務の遂行上困ったことが発生したときなどに、まずマネジメントされている方々のもとに情報が集約するためにも、なにかあったら声がけしてもらうことができる様に振る舞うことも大事だと思っていますし、逆にどんな小さなポジティブな話でも知ることができる機会が聞ける様にしておくことも組織運営上を潤滑にしていく上でも大事な要素ではないでしょうか。

マネジメントに携わる方は時間的な制約も多いのが実情ではあると思うのですが、傍から見られた際には余裕がある様にみせたり、ときには演じたりすることも必要なのではないかと自分は考えます。

(2)は端的には “聞いたことを伝言ゲームでそのまま伝えない” になります。自分は会社のダイレクション、事業責任者からのダイレクション、サービスをご利用頂いているユーザー様のご意見 etc… など、自身がを自分が専門とする言葉で翻訳し、且つ意味は崩さずにチームメンバーに伝えることを自分も意識していますし、自分が任命したマネジメント職の方には求めています。

組織の中でも経験や知識、バックグランドが様々な違いがあるメンバーが集まっているときにも、それぞれの人が齟齬無く理解することができる様に翻訳をし、コミュニケーションをすることができれば、よりマネジメントの実行を行う組織の規模を大きくすることができるはずです。

(3)は姿勢の話になります。マネジメントを実行し組織としてのアウトプットを出していくなかで、先に書いたとおり最終的なアウトプットのための実行は自然な流れで実現されるのでもなく、誰が見ても完璧だと思う計画でもなく、「人」によってなされます。ひとりひとりが高いパフォーマンスを継続して発揮するために、どの様にマネジメントするのがよいかをリーダー職は現場の倍考える、マネージャー職、シニアリード職は更にその倍考え、事業部長や副部長は更にその倍考えるくらいの気概で常にありたいと思っています。


自分は上の大きく2点、後者については更に分解し3つのことを自分がマネジメント職として担う役割と理解してその役職に就いています。

組織は一つの「システム」だと理解しています。組織というシステムに人や考え方といった入力を与えることで組織を介し、事業の結果やプロダクト、サービスという形でアウトプットが出力されます。そのアウトプットをマネジメント職の役割を担う者が適切に観測し、フィードバックをかけて再びそのシステムに入力を行うことで持続的な成長を導く。時にそのアウトプットが乱れるときもあると思うのですが、そのときもアウトプットのフィードバックを適切な形で修正しインプットとして再び入力し、また必要に応じて新たな考え方や人をインプットすることで目指すアウトプットを維持していく。これが自分がイメージする「組織をして成果を上げさせるための道具、機能、機関」と呼ばれるマネジメントが果たすべき役割です。

組織を介し最高のアウトプットを作り出すため、これからも自分自身が改めて上の2点を意識してマネジメント職の役割を果たし続けたいと思います。

追伸

「では、あなたは上に書いたこと全部できてるの?」と聞かれると胸が痛くなることもあるのですが、「棚上げ力」もときには必要です。と自分に言い聞かせて、明日のアドベントカレンダーに続きます。

徒然日記 – 2022年12月3日

12月3日といえば、プレイステーション(初代)の発売日を思い出すのだけれども、これ思い出す人どのくらいいるんだろうか。

午前中から外出する用事があったのでそのまま外に。移動中に「考え方のコツ (朝日文庫)」を読む。
自分の頭で考え抜くことの大切さが一貫して書かれていて時間の使い方などの項は自分も確かにと同感しつつも実施できていないのはなぜかと思ってしまったりして情けない限り。すごく丁寧な文章である一方、強い信念があるのは著者の強さなのだろうなと思いながら読了。すべてを完全に同意という訳ではないが日常における考え方の参考にはできた。

ファミレスに行ってお昼ごはんを食べた。セルフレジが導入されていたので試してみたのだけれども、レシートのバーコードを読むカメラとQRコード決済系のバーコードを読み込むカメラが別でセットされており大分手間取った。これはおそらく既存のレジのロールをそのままセルフレジに展開するとこうなるだろうな。という作りだったのだけれども、あまり良い体験には感じられなかったのだけれども、店員の稼働のバランス考えればこれはこれでありなのかもしれないと思った。

2022年11月に読んだ本を振り返る

師走が近づき、そもそもブログ自体も11月の読んだ本を振り返るエントリーから更新できていないことに多少肩を落としつつ、11月も8冊。

鉄人の思考法 1980年生まれ、戦い続けるアスリート」、自分が生まれた1980年はアスリートの世代だと「松坂世代」と呼ばれる世代のアスリートにインタビュー集。アスリートとしてのキャリアの終盤になりつつある選手が何をどう考えて選手生活をおくっているのかが知れて刺激をもらうことができた。生まれた年代が一緒なだけでキャリアも職業も、もちろん会ったこともないのに発言や活躍を知るつれ勝手に親近感とモチベーションが湧くことあるなと思っていたのだけれども、著者も冒頭に同様のことを書かれていた。

サッカーの中村憲剛のインタビューでの一節。

「やれないことを受け止めて、受け入れる。自分の幅を広げてくれると思うと、その作業が楽しくなるじゃないですか。これってピンチかチャンスかと聞かれたら、ぼくにとってはチャンス。そのチャンスをもらったときに、どこまで築いていけるか。だから今も、やれないことを受け止めて楽しんでいこうってやっています」

二宮寿朗. 鉄人の思考法 1980年生まれ、戦い続けるアスリート (Japanese Edition) (Kindle の位置No.228-231). Kindle 版.

引き続き稲盛和夫さんに関する書籍を読み漁ってる。
稲盛和夫 最後の闘い: JAL再生にかけた経営者人生」から抜粋

「問題が起きたら、部下任せにせず、自分が動け。自分で決めて、自分でしゃべれ。その姿を見て部下が育つ。それがリーダーだ」

大西康之. 稲盛和夫 最後の闘い (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1476-1477). Kindle 版.

誰からも声をかけられやすい状態を作り、一緒に目標に向かって活動している仲間の間に生じている課題・問題を把握し、それを自らが動き解決するために動く。というのを自分が描くリーダー像なので共感した。

2022年11月に読んだ本

2022年の読書記録