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2022年6月に読んだ本を振り返る

2022年6月は10冊。少し経営者の人の本が多め。規模感は全く違えど大なり小なり生じた困難だったり課題をどうやって解決しようとしたのか知りたいと思っていろいろと読んだ。あとは手帳やメモの記録の仕方だったり自分なりにやっていることをまとめようと思いつつ、全くまとまらないなと思ったので逆に他の人はどうやっているのだろうといくつか本を求めて読んだ。

小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの」 宅急便の事業を広げるために行政と規制緩和に際して闘い、引退後も福祉財団での取り組みなど"公"の部分での活動は当然知っていたのだけれども、"私"の部分でも掲げる理想と現実のギャップに苦悩しながら公の部分では見られないような非論理的な解決策を苦悩の中に見出していたシチュエーションと一連のストーリーに改めて敬意を覚えたのと、この本の最後に書かれた結末に救われた気がした。

パナソニック覚醒 愛着心と危機感が生む変革のマネジメント」より抜粋。

とりわけカルチャー&マインド改革では、変わるぞという雰囲気はトップで決まります。「自分が変える」という強烈なパッションをトップが持ち、率先垂範しないといけない。自分こそがロールモデルになるのだ、という思いがなくてはいけない。

樋口 泰行. パナソニック覚醒 愛着心と危機感が生む変革のマネジメント (Japanese Edition) (p.58). Kindle 版.

2022年6月に読んだ本

2022年の読書記録

月毎で書籍を買う金額を予め決める話

傍から本を定期的に読んでいると思われるところもあって、社会人になっても継続的に読書をする習慣を身につけるために心がけていることがありますか?と質問を受けることがあったので、さて何か自分の中で決めていることがあったかなと思い返してみると、唯一あったのがタイトルに書いた「月毎で書籍を買う金額を予め決めている」ということくらいかなと思った。

自分が大学を卒業して社会人になったときに決めたのが当時の給与の手取り金額から考えると少し背伸びした「毎月必ず本の購入に1万円使う」で当時はエンジニアであったので技術のキャッチアップのためだったり直近のプロジェクトで利用する技術であったりを会得するための技術書であったり雑誌やムックの類を購入していた。もちろん、プライベートの事情であったり時節によってはその決めた額を超えたり、逆に他のところに回すこともあったが、基本的な自分のルールとしては給与が入ったら自動引き落としされていく家賃といった固定費と同じ様に書籍を求めるお金として決まった額を分けた。

今となって振り返ってみてよかったなと思うのは「必ず使う」というところで、もしその月に買うものがなければ例えばたまには小説を買ってみようだったりノンフィクションやエッセイを読んでみようと思ったり、ビジネス書を手にとってみようと思ったり定められた金額、一種の予算の中で自己投資する方向を考えることもできて個人的には続けてよかったと思う習慣になった。この習慣の当時時点での唯一の欠点は当時はKindleという選択肢が無くて実際の書籍が増えていく中で場所を取ってしまうというものだったけれども、今であればKindleで場所も取らずに求めることができるのでよい時代だ。

ルールとして本を定期的に買っても読まないと意味がないのでは?と反問する人がいるかもしれないけれども、そもそも手元に本が無いと読む習慣すら発生しないので、積ん読になるとしても自分自身で考えて本を求める(結果としては情報を求める)という行為だけでも継続したほうがよい。いま自分が知識として身につけたい方向を自分自身で時間を取って考えることができるし、買った本はいつでも読めるし、読むことを習慣化できたら隙間の時間であっても読み進められる。

ということで、毎月決まった額を定めて必ず書籍を買う習慣。おすすめです。

2022年5月に読んだ本を振り返る

5月は11冊。
引き続き移動中であったりだとか、決めた時間に少しずつでも読書する時間が取れていてよいペース。最近気づいたのはKindleを普段使っているかばんの外のポケットに入れておくとサッと取り出して読めるので手に取りやすいところにKindleを配置しておくのは大事な気がしてきた。(スマホでも読めるのだけれども通知が来たりだとかバックライトで目が疲れるのでKindle愛用派)

「佐久間宣行のずるい仕事術」、令和版の入社一年目の教科書ではないだろうかと思えるくらい内容がよかった。新社会人であったり、社会人経験数年踏んだ段階で読むと心当たりあるトピックが2,3は必ずあるのではないだろうかという様な内容になっていて、それぞれのトピックに対して著者自身の経験とその対処について理由を添えて読みやすい文体で書かれているのでお勧め。

仕事のモヤモヤは沼のようなもの。沼にハマったら濁った水に浸かりながら息をする方法を見つけるか、なんとか足がかりを探して陸に上がるしかない。それぞれのスタンスに優劣があるわけではないけれど、まずは「沼から脱出する」。そこを信じることからはじめよう。

佐久間 宣行. 佐久間宣行のずるい仕事術僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた (Japanese Edition) (p.183). Kindle 版.

飲むぞ今夜も、旅の空 (小学館文庫 お 3-9)、この5月に発売された太田和彦さんの新著。再編集の形で過去のエッセイをまとめられたものだけれども安定のリラックスできる文体。先日ちょっとした旅行をする際に電車の中でビールを呑みながら読むと最高だった。

2022年5月に読んだ本

2022年の読書記録

“ゼロからトースターを作ってみた結果” という本を読んだ – 2022年5月21日

本日は散歩2.4Km、だんだん気温が高くなってくるなと思いつつ少し涼しい日には歩こうと思って外に出て歩いていると突然スコールの様な雨が降ってきた。東京地方、各所で今日はこんな天気だったらしい。こんな天気なので散歩の出先から戻るときには公共交通機関を使って戻る羽目になった。

家に戻って少し積まれ気味にあっていた本を一気に読んだ。
いくつかパラレルで読んでいたのだけれども「ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)」という本を書店の書棚で見つけてしまい思わず手に取って読んだ。

  • お店で売っているようなトースターを目指すこと
  • 原材料から制作すること
  • 産業革命以前の手法を用いること

という3つのルールで例えば鉄板が必要であれば鉄鉱石を求めるところから進めるというルールでチャレンジした過程が書かれている。最初、リバースエンジニアリングで非常に安価なトースターを分解し部品に分けるところから始まっていて、そこから最低限必要な部品を定めてプロジェクトが進行していくのだけれども、単純に原材料と学術的な生成プロセスがわかっていてもなかなか実現が難しいことにも直面しつつトースターを仕上げていく過程がとても面白かった。

個人で取り組むと「トースターをつくる」という行為も尋常じゃなく難しいということがこの本を読むと(そりゃそうだよなと思いつつ) わかるのだけれども、世の中の工業製品がなぜこの価格で提供できるのか?という新たな素朴な疑問も浮かんでくる。そこは個人が取り組む規模感ではない企業活動として取り組むことでスケールメリットを得て解決しているのだとは思うのだけれども、どことなく不思議な感覚になるのだった。

寝違える – 2022年5月14日

昨日起きたときから「何か肩から首にかけて違和感あるな」と思いつつ過ごしていたところ今日の午後から徐々に痛みに変わり夜にはすっかり顔を右に向けたり上に上げたりみたいなことが難しくなり、あぁ、これは寝違えたのだなということに気づく。

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徒然日記 – 2022年5月8日

午前、午後気分転換で何度か散歩をして9.3Km。気づいたらそこそこ歩いていた。
散歩以外は今週使う資料を作っていたり、本を読んだり、ラジオを聞いたりを繰り返して過ごす。

Amazonで買った本が届いたので眺める。Kindleで本を購入することも多いのだけれども料理の本だったり、線を引きながら読みたい本は今でも冊子を求めることが多い。
届いたのは、「91歳のユーチューバー 後世に伝えたい! 家庭料理と人生のコツ」、料理の鉄人で活躍されていた和食の鉄人、道場六三郎さんのYouTubeで紹介されたレシピをまとめた書籍。レシピだけではなくてエッセイも含まれていて眺めているだけでも楽しい。何歳になっても探究心失わずに食材の組み合わせであったりにチャレンジし続けられているのは本当に素晴らしいと思う。

モーター音 – 2022年5月7日

6時過ぎくらいには目が覚めた。季節の変わり目、眠りがどうしても浅くなってしまうのはなんとかならないものか。

家電が一斉に調子が悪くなり洗濯機や掃除機を買い替えたので午前中はその配送を待っていた。
新しい家電、テンション上がる。初めて掃除機、コードレスタイプでダイソンにしてみたのだけれども充電用に固定するプラスチックの基板を組み立てるのに苦労した以外は特に不満ない。唯一気になったのがプラスチックのケースに薄い縦に流線状の模様がついているのだけれども、それがプラスチック同士をはめ込む際に力を入れすぎてプラスチックが劣化した様に見えたくらい。こういう模様なのだと後で気づく。
初回の充電を終えた後に実際に使ってみた最初の感想は「モーター音が綺麗だな。」という不思議な感想だった。特にスイッチを切った後の減衰していくモーター音が特に気に入ったのだけれどもマニアック過ぎて誰も同意してくれない気がする。

午後から散歩、4.2Km歩く。東京地方雨が降るという予報だったので急ぎ目に家を出て歩いていたのだけれども一向に雨が降る気配はなく結局夕方を過ぎても降らなかった。この時期の天気、予報するの難しいのだろうなと思いつつ。

2022年4月に読んだ本を振り返る

4月は14冊。
電車の中だったりの移動時間や、日常のちょっとした空き時間であったりで本を読むことができた。このサイクルを継続していきたい。

無印良品計画会長 松井忠三さんの著書、「覚悟さえ決めれば、たいていのことはできる」。タイトルだけみると精神論が説かれている様に見えてしまうのだけれども中身はすごくロジカルでマネジメントに関して具体的な経験や経験から導かれた原則に基づいて章立てられていて参考になるところが多かった。これからマネジメントにチャレンジする人にお勧めする本にしてみようかなと思っている。

また、同じ様な方向で「プロフェッショナルマネジャーの仕事はたった1つ」も読了。著者がビジネススクールで講義されている内容を質疑応答も含めてまとめられた本でこちらもマネージャーが果たすべき目標達成のために組織を動かすにあたって必要な著者が定義する「配るマネジメント」をキーにまとめられていて良書でこちらもお勧めしたくなったのと、耳が痛い内容がいくつかあった。

どうしても直近の業務に寄った本を読むことが増えてきたのだけど、たまには技術書も少し読みたいと思う。


2022年4月に読んだ本

2022年の読書記録

徒然日記 – 2022年4月30日

気づけば4月も終わる。散歩は午前中に4.9Km、空は晴れてとても気持ちが良くて気温は暑すぎず散歩するには最適な天候だった。続けて図書館に行って本を眺めて数冊借りて帰宅する。

そのまま自宅で借りてきた「渋沢栄一伝:道理に欠けず、正義に外れず」を読む。文体が商工会議所が発行している出版物の連載だったらしく、文章がとても柔らかく教科書調で読みやすかったのだけれど、一方眠くなってしまって途中で昼寝を挟みつつ読んだ。この感覚、学生の頃の授業中の様で懐かしかった。

晩ごはんにお味噌汁と卵焼きときんぴらごぼう、あと小松菜のナムルを作って一日を終えた。