2022年 10月 の投稿一覧

宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧読了- 2022年10月15日

今日は午前中に通院等を行うために電車で移動。移動中に先日から読んでいた「宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧 (集英社文庫)」読了。

スティーブ・ジョブズが大学中退後、インドを旅して仏教、そして禅に開眼していった。そしてそれがアップル製品にも影響を... といったエピソードは知っていたもので手にとった書籍。ジョブズに禅を通じて影響を与えた乙川弘文に関して、そもそもどういった人物だったのかを日本、アメリカ、ヨーロッパに在住の僧侶やアップルの関係者、家族など30名へのインタビューを通してその人物像を描いたドキュメンタリー的なノンフィクション。

インタビューの様子はインタビューイの口語をそのまままとめた形にされていて映像で浮かぶ様な形で文章が紡がれているのと、人によって激しく異なり、この様な多様な人物像がそのまま、禅僧としてのあり方を現している。自身の考えを体現すべく、その一例にスティーブ・ジョブズとの出会いがあっただっただけで、2度の結婚もアメリカやヨーロッパにおける仏教、禅を広げる活動もすべて、あるがままを受け入れ自身の考えを伝えていったんだと思った。

弘文は無口で、他人のことはめったに話さず、目の前に起きている事象だけを語る人だった。ある時、「世の中でいちばん大事なことは?」と尋ねたら、「この世にいることに敬意を抱くこと」と、答えたことが忘れられない。

柳田由紀子. 宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧 (Japanese Edition) (p.241). Kindle 版.

徒然日記 – 2022年10月9日

薬が効いたのかしっかり7時間くらい寝ることができた。ただ、まだ引き続き肩はあまり回らないのと空咳も続く。内科的な方は数年に一度同じ様な症状が出たときにお世話になっている漢方の麦門冬湯(ばくもんどうとう)を飲むことにする。即効性というよりかは徐々に効く感じがあるので同様の症状のときによい。

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徒然日記 – 2022年10月8日

昨夜、日中から違和感を感じていたのだけれども帰宅して右手を上げてものを取ろうとしたときに電気がはしった痛みが肩甲骨周りに居座ってしまい、そのまま休もうと横になっても痛みで眠れないという状況に加えて、更にここ数日、喉が乾燥にやられて空咳も止まらないと踏んだり蹴ったりな状況になってしまい、ほぼ寝れないまま朝を迎えたのでそのまま整形外科に通院した。レントゲン等々撮影されたのだけれども骨に異常はないということでロキソニンテープと服用の痛み止めと弛緩剤を処方されて終了。

駅の近くで赤い羽根共同募金の受付を少年野球の一団がされていたのでささやかに募金。
お礼にもらう赤い羽根が久しぶりというかとても懐かしい感じがした。小学校のころに通学用の帽子にこの羽根をたくさんつける友達いたな...。

体調面でいろいろとアンラッキーが重なったので、このあと、またいいことがあるだろうと信じて一日を終える。

蕎麦屋でビール – 2022年10月2日

月1くらいのペースで通っている蕎麦屋さんで昼からビールを呑んだ。赤星(サッポロラガービール)が呑めるのはとても嬉しい。つきだしで出てきた枝豆が美味しくて幸せ。
ビールを楽しんだあとに、辛味大根そばを頂いて大変に満足。蕎麦もこの夏採れた蕎麦の実を使った新そばであった。

蕎麦屋でビール

2022年9月に読んだ本を振り返る

2022年9月は6冊。週1冊くらいのペースになってしまった。9月は公私ともにイベントが多く...というのは言い訳なので合間合間の時間を見て、もっと多くの本を読んで仕事だったり生き方の参考にしたい。

セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術」より。

これは実際によくある話なのですが、営業パーソンがお客様に対して「御社の課題は何ですか?」などと聞いてくるケースがあります。これを聞いた買い手の心情は「知らんがな……」です。

今井 晶也. Sales is 科学的に成果をコントロールする営業術 (Japanese Edition) (p.109). Kindle 版.

これは対面の営業に関わらずありとあらゆるサービス業において通じる話だなと自戒しつつ読み進める。

営業は「専門職」であり、「技術職」です。商品を活用した課題解決、言葉を用いた行動変容、これらは専門知識が求められる技術です。外資企業の営業職に対する給与や待遇のよさは、こうした背景が認められているからかもしれません。そして、AIやテクノロジーが発達している今の時代こそ、「人には人にしかできない仕事」が求められます。それこそまさに、言葉を扱う仕事、関係を築く仕事、つまり営業職なのではないでしょうか?

今井 晶也. Sales is 科学的に成果をコントロールする営業術 (Japanese Edition) (pp.234-235). Kindle 版.

労働の対価として給料などのインセンティブを得ているからには携わっている業務に対してはレベル感は違えどプロフェッショナルなのであるから当然上の話は成立すると思うし、しばしどこの環境でも聞くビジネスとプロダクトの対立が生じているとするとするなら、いずれかあるいは両方が専門職としての技術が足りないのかも知れないと思った。これも自戒を込めつつ。この本、読んでいて耳が痛いところが多かった。

高杉晋作」は、複数の著者がそれぞれの視点からの高杉晋作像を総括していて読み物としても面白かった。
"動けば雷電の如く発すれば風雨の如し" と伊藤博文が評した句や、奇兵隊の立ち上げを見たときにまっすぐにときには強引に推し進めていく面だけが見えがちだけれども、親や妻に宛てた手紙を読むと、本当に優しい人だったのではないかなと思えた。

2022年9月に読んだ本

2022年の読書記録