2020年7月に読んだ本を振り返る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テンセント 知られざる中国デジタル革命トップランナーの全貌からいくつか抜粋。アリババと比較したときに、プロダクトに没頭しその試行錯誤のイテレーションを繰り返して企業体そのものも昇華させていた点がユニークなのかなと思った。本文よりいくつか抜粋。

当時存在したあらゆるインターネットプロダクト形態を取りそろえ、それぞれの細分化された領域で準備を整えて、始動のチャンスを待っていた。5事業系統は独立した5社と見なしてよく、まるで5本の「タコの足」のように、それぞれの足の力を使ってさまざまな競争相手に向かう。それ以前には、「あらゆるオンラインライフサービスを提供する」という目的地に到達した企業は中国にもアメリカにも存在しなかった。

呉 暁波. テンセント知られざる中国デジタル革命トップランナーの全貌 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.3297-3300). Kindle 版.

プロダクトマネージャーが新鮮なものの中で溺れて目新しさばかりを追っていたら、本当の時代の流れを見逃してしまいかねない。人々の真のニーズがつかめなくなる。

呉 暁波. テンセント知られざる中国デジタル革命トップランナーの全貌 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.6595-6596). Kindle 版.

馬化騰はこれに基づいて「インターネットプラス」を提起した。「『プラス』とは何か。従来型業界の各業種業界に(中略)インターネットがすでに通信、メディア、エンターテインメント、小売、金融などを『プラス』している。インターネットは一つのツールだ。ウィーチャットはテンセントに実体に通じる道を提供してくれた。ウィーチャットのパブリックプラットフォームはユーザーと実体世界の一つの接続点とすることができ、それによりユーザーと売り手をつなぐプラットフォームを構築する、というのが我々の構想だ」

呉 暁波. テンセント知られざる中国デジタル革命トップランナーの全貌 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.7492-7497). Kindle 版.

最後に漫画の忍者ハットリくん、子供のとき以来で読み返してみたときにおそらく小学2年生のころに何の脈略もなく買った単行本2巻があったのだけれども、そこで掲載されていた記憶がある話をしっかり覚えていて自分のことながらびっくりした。

(Visited 5 times, 1 visits today)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*