非常に優しい味のワンタン麺をお昼ご飯で食べた。おいしかった。

優しい味
非常に優しい味のワンタン麺をお昼ご飯で食べた。おいしかった。

優しい味
近年稀にみるスピードで600ページ超える小説を一気に読み終えた。
フィクションでありながら現実の地政学と産業構造を極めて生々しく描き出す、不思議な質感を持った一冊だった。読み進めるうちに感じるのは「物語を読んでいる」というよりも、むしろ現実世界の延長線上にある “あり得たかもしれない未来” を追体験している感覚。
アメリカと中国という大国の対立が単なる国家間の争いではなく、"半導体" という産業を軸にした「構造的な覇権争い」として描かれている点だった。これまで漠然とニュースで見聞きしていた事象がフィクションとはいえ本作を通じて具体的な力学として立ち上がってくる。国家の意思、企業の戦略、個人の思惑が複雑に絡み合いどこにも単純な善悪では割り切れない現実があることを強く感じさせられた。
中でもFSC1が企業して存在する意味は単なる一企業の枠を超える形で描かれていて、それは台湾にとってそれは経済的な中核であると同時に国家の安全保障や存在意義そのものに直結する存在として描かれている。最先端工場を台湾に留めるという意思決定もビジネス合理性だけでは説明できない「国家としての戦略」であり、この視点はこれまで自分の中にはなかったものだった。また、日本の半導体産業の現状や人材・教育の問題に触れた描写も非常に現実的で、ある種の危機感を伴って迫ってくる。理想やスローガンだけでは何も変わらず構造的な遅れがそのまま競争力の差として現れている様子はフィクションでありながら妙にリアリティがあった。
一方で小説中において鷲津政彦の語る経営観や組織論も、この大きなテーマの中に自然に織り込まれている。創業者の精神を継承しつつも、それに安住せず "破壊と創造" を繰り返す必要があるという指摘や組織における権力構造の不可避な歪みなどは、どこか普遍的なものを感じた。
全体を通してフィクションであり小説でもある本作は単なるエンターテインメントではなく現実世界を理解するための“補助線”を与えてくれる作品だった。むしろ現実の解像度を上げてくる。読み終えた後、世界の見え方が少し変わる、そんな読書体験だった。
朝散歩2.5Km、月曜日なので神社を巡るコース。
空は晴れて気温15℃。段々朝を歩くと汗ばむようになってきた。
真山仁氏の小説「ハゲタカ」の新刊が8年ぶりに出ていたので購入。すぐ読み始めたのだけれどすごく面白い。あっという間に読み終わりそう。
「アメリカ人禅僧、日本社会の構造に分け入る 13人との対話」読了。
以下、マークアップした部分を中心に読後メモ。
長く日本に暮らし、日本に強い愛着を持ちながらも「日本人ではない」立場に置かれ続けてきた著者だからこそ日本人同士では見過ごされがちな前提や暗黙の了解に対して、率直で鋭い問いの積み重ねによって日本社会の輪郭が少しずつ立体的に浮かび上がってくる構成が印象的だった。
特に終盤の「個」という概念に関する議論も興味深く、西洋的な意味での個人は "神との関係" のなかで成立する絶対的な存在として捉えられるのに対し日本における「私」は "他者との関係性" のなかで立ち上がる相対的な存在として理解される。この違いは責任の取り方や意思決定のあり方、さらには社会全体の構造にも大きな影響を与えていると思った。日本社会の曖昧さや協調性の背景には、このような「個」の捉え方の違いがあるのだと考えると多くの現象が一本の線でつながって見えてくる。
本書は日本社会の「強さ」と「弱さ」を切り分けるのではなく、それらが同時に存在し互いに影響し合っている構造を明らかにしていく内容だった。だからこそ単純な批判でも礼賛でもなく、「何を残し、何を変えるべきか」という問いが自然と読者に委ねられる。外からの視点によって照らし出された日本の姿は、ときに耳の痛いものではあるが、それゆえにこそ自分たちの立っている場所を見つめ直すための有効な鏡になっていると感じた。
曇り空、気温14℃のなかを散歩した。毎日桜の話題や桜の写真をSNSであげていたりするのだけれどもおそらくもう来週は葉桜になっていそうな雰囲気がある。そんな中の散歩3.7Km。
ここのところ毎週末の恒例行事としてClaudeCodeで行った作業を振り返って最適化だったりできそうなところを見つけるみたいなことをやっていることが多い。

散歩中に見た桜
朝散歩中に見ることができる桜。本日満開感ある。
また来年見ることができるのを楽しみにしている。

満開
新年度ということで職場で入社式及び終業後は懇親会。
自分のときはと毎年この時期思うのだけれども、思えば23年前で本格的に昔になってきた。
2026年3月は9冊。
3月は車窓から見える外の風景が桜が咲き始めてからは綺麗でついついKindleに目がいかずに車窓に目が奪われることが多かった。そしてそのまま居眠りをすることも。そのわりにはペースを保っていろいろ読めた。
「2034 未来予測――AI(きみ)のいる明日」を読んで感じたのはAIの進化を「何ができるようになるのか」という機能の話だけで捉えていると、本質を見誤るのではないか、ということだった。文章生成や画像生成といった分かりやすい進歩はたしかに驚異的だが本書が描いているのは、その先にあるもっと深い変化だ。
仕事観や死生観、人との関係性、そして「自分は何によって生きていると感じるのか」といった感覚そのものがゆっくりと書き換えられていく未来である。
読後に残ったのは「AIが何をできるか」ではなく、「AIのいる時代に自分はどう生きたいのか」という問いだった。そしてもう一歩踏み込むと、これからは「AIとどう生きるか」がテーマになるのだろうと思う。これまでは、悩みを相談したり、支えになってくれる存在は基本的に人間だった。
しかし、24時間寄り添い否定せず、文脈を理解しながら言葉を返してくれるAIが現れたことで人間以外の存在を「伴走者」として持つという選択肢が生まれつつある。
もちろん、AIは中立ではなく、つくり手の価値観を反映するし自分にとって心地よい意見ばかりを返してくれる存在を選び続ければ、考え方は簡単に偏っていく。それでもこの本を読んで思ったのはAIを単なる脅威として捉えるのは少し違うのではないか、ということだった。人間以外にパートナーたりうる存在を持てるようになることは生き方の幅そのものを広げる可能性でもある。
人に頼るのが苦手な人や孤独を感じやすい人にとってはもちろん、自分の考えを整理しながら進みたい人にとってもAIは新しい支えになりうる。そう考えるとAIは人間の役割を奪う存在というよりも、これまでになかった形で人生の選択肢を増やす存在とも言える。
だからこそAI時代に問われるのは、「何ができるようになるか」ではなく「何を自分でやり続けたいのか」という問いなのだと思う。
"AIに任せること" or "自分で引き受けること"。
その線引きをどうするかが、そのまま生き方の輪郭になっていく。
本書は未来予測の形を取りながら、最終的には「あなたはどう生きるのか」と静かに問いかけてくる一冊だった。
著者: 栗山英樹 / ジャンル: 本 / 発売日: 2026年1月26日
登録日: 2026年3月25日 / 読み終わった日: 2026年3月25日
著者: とけいまわり / ジャンル: 本 / 発売日: 2025年12月12日
登録日: 2026年3月5日 / 読み終わった日: 2026年3月11日
著者: 今井裕平 / ジャンル: 本 / 発売日: 2025年2月4日
登録日: 2026年3月3日 / 読み終わった日: 2026年3月3日
雨が降っていたので朝散歩はお休み。
年度終わり、出逢いと別れの季節。
朝散歩2.4Km、曇で気温が朝から12度。歩くと少し汗ばんだ。
ミラー和空「アメリカ人禅僧、日本社会の構造に分け入る 13人との対話」を読み始める。Newspicksでお名前を知って興味を持ち著書を拝読してみようと思い読み始めた。
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