児玉光雄「イチロー流 準備の極意」読了

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

NHKで放送されていた「ヤザワ×イチロー 〜俺たちの失敗〜」を観てイチローに関する本を読んでみるかと思ってみたので「イチロー流 準備の極意 (青春新書インテリジェンス)」を手に取り読了。

以下、マークアップした部分を中心に読後メモ。

準備とプロセス志向

“言い訳の種”を潰す設計

  • 準備=言い訳の排除。退社後〜翌朝までを「次の日のための準備」に組み替える。
  • ルーティンは感情を安定化させる操作盤。家事・体調・学習も準備に内包。

結果に酔わず、次の打席へ

  • 最高の結果に浸らない。翌日に切り替える態度で再現性を確保。
  • 「4タコ後の5打席目を喜べる」=失敗直後ほど試行回数を稼ぎ、行動で評価する。

オーバーラーニングの一往復

  • “完璧”のあとにもう一回転。最終確認・復習をタスク化して本番の選択肢を増やす。

全力投球の再定義

  • 全力=準備と当日のやることをやり切った状態。結果で自分を裁かない。

実戦と学習のループ

場数でしか養えない判断

  • 実戦でしか鍛えられない一瞬の判断。小さく本番を増やし、誤り→翌日の準備へ。

言語化までが仕事

  • 「天才じゃない、説明できるから」。再現可能な言語化を終点に据える。

遠回りが最短になる

  • 基礎・型・復習という“遠回り”をカレンダーの固定費に。日々の二歩が年の大差。

動機づけと自己規律

期待を燃料にする

  • 自己への“期待欲求”を具体化。「来期も期待できる技術」を特定し、日次行動に落とす。

逆風・未達の利用法

  • 逆風は最高の燃料。ツァイガルニク効果1を利用し、未完を少量残して翌日の起点に。

不安と練習の関係

  • 不安を悪者にせず直視する。怖さを打ち消すために練習する——その姿勢を常態化。

セルフセオリーを持つ

  • 一般論ではなく「自分は何に反応して頑張れるか」を観察し、トリガーを明文化。

自信の“態度”先行

  • 大きな声/大きな字/背筋/早起き/楽しむ——態度の型から自信を点火。

競争観・チーム観・リーダーシップ

“オンリーワン”より“ナンバーワン”

  • 競争の場では結果で語る。独自性は手段、勝ち筋の作法に重心を置く。

仕事は人を選ぶ

  • 役割は“最大成果を出す人”に宿る。井戸を深掘りし、目の前のニーズに工夫で応える。

個が役割を果たすチーム

  • 個の出力責任が前提。相互の感謝が循環して初めて勝てる関係に。

“俺のやり方”で最終決断

  • 助言は受けつつも、決めるのは自分。後悔の少ない意思決定を積み上げる。

目標設計と時間軸

夢より“今日の本数”

  • 「3000本」より「今日2本」。モチベは日次の可処分行動に紐づける。

累積で“越える”

  • 一瞬の跳躍(超える)より地続きの累積(越える)。象は毎日一口ずつ。

仕事中心の時間設計

  • オフも本番の準備に含める。睡眠・食・トレ・読書を“明日の打席”へ最適化。

言葉の重みは「誰が言うか」

  • 語るより背中で示す。一貫した成果が言葉の信用残高を作る——まず出す、あとで話す。

日々の些事を“言い訳除去の準備”に置き換えるだけで、再現性は上がる。
結果に酔わず、未達を燃料に、説明できる強さを積む。
遠回りの累積こそ、最短の道——今日の2本を淡々と取りにいく。

(Visited 9 times, 1 visits today)
  1. 1920年代に心理学者ブルーマ・ツァイガルニクが提唱した法則で、「人は達成した課題よりも、未完の課題を強く記憶し続ける」傾向を指す。未完了の状態は脳内に“開いたタスクループ”を作り、解決するまで無意識に意識を向け続ける。イチローのように「次に続く一打」をあえて残しておくことで、集中と向上心を保ちやすくなる。
    []
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*