「柳井正の希望を持とう (朝日新書 299)」読了。
以前一度読んでいたのだけれどももう一回手にとって読んでみたくなったので読み直した。
以下、マークアップした部分を中心に読後メモ。
読後メモ
希望を持つための前提
- 人生は「自分が主役だ」という信念を持つことが希望につながる。
- 自分に「期待」する姿勢が成長や成果を引き寄せる。
- 本当の成長は、準備を重ね、自ら取りに行く人にしか訪れない。
不安と危機感の違い
- 不安は不要だが、危機感は必要不可欠。
- 危機感とは、客観的に自分を評価し、慢心せず努力を続ける姿勢のこと。
- 不安に心を奪われるより、解決策を描いて行動することに時間を使うべき。
習慣化と可視化
- 問題点を書き出し、工程表に落とし込むことで頭を整理する。
- 日々の仕事を「文章化」し、仕組み化することで、少人数でも成長できる組織をつくる。
- 記録を積み重ねることで、特別なセンスがなくても「売れる商品」を発見できる。
経営の本質
- ビジネスは「終わりから始める」。理想のゴールを設定し、逆算して実行する。
- 「Be daring, Be first, Be different」勇気を持ち、先駆者となり、他と違うことをする精神が必要。
- 「売れる商品」とは、顧客が選んだもの。顧客視点を常に優先する。
人と人との関係
- 信用できる人とのみ仕事をする。約束を守ることが取引の鉄則。
- 本当の人脈は「成果」から生まれる。会合ではなく、仕事を通じて信頼を築く。
- チームワークの基本は「他人の立場に立つ」こと。共感力のない人は組織を崩す。
店長・マネジャーの責任
- 店長の仕事は部下に仕事を割り振り、成果を出させること。
- 管理職には「収益を上げる責任」と「部下を育てる責任」の二つがある。
- 「店長十戒」に表れるように、顧客満足・高い基準・部下の成長に責任を持つ姿勢が求められる。
成長と挑戦
- 成長しないことは「負ける」こと。競争は常に続いている。
- マンネリを避けるには謙虚さが必要。
- 原理原則から外れた挑戦は失敗を招く。反省から学び、次に活かす。
- 個人の伸びしろは「志」や「目的」を持つかどうかで決まる。
学びと読書
- 読書は基礎的な勉強であり、思考を磨く手段。
- ドラッカーやコッター、一倉定らの著作を通じて経営哲学を深めることを推奨している。
「自分に期待する姿勢」と「危機感を持つ努力の継続」が、柳井氏の経営哲学の根幹にあると感じた。華やかな結果の裏には、地道な記録、可視化、習慣化といった“当たり前”を徹底する姿勢があったことが印象的だった。成果は人脈や偶然ではなく、準備と実行の積み重ねによってのみ得られるという厳しさが現在における結果なんだろうなと思う。
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