「観察力を高める 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか」読了。
読後メモ
- 観察力の重要性
- 思考を自分の頭の中で行うのは自然だが、その思考自体を観察するのは難しい。自分が見たいものだけを見てしまい、世界が退屈に感じるのは観察力の不足が原因である。経営や創作においても観察力が基礎となる力であり、仮説を持ちながら客観的に物事を見ることで、そのズレに気づき、成長のきっかけを掴む。
- 観察と創造の関係
- 観察は問いと仮説の無限ループを生み出し、そのループ自体が創作の源となる。良い観察は既存の認知に揺さぶりをかけ、視点を変えることで新しい切り口を生み出す。逆に、観察を止めて既存の知識に頼ると、世界は退屈に映る。
- 「普通」であることの価値
- 成功は特別な発想や努力だけではなく、観察を通じて「普通」でいることの中にある。ホームランを狙うよりも、当たり前のことを積み重ねることが重要であり、突飛なアイデアよりも基本を身につけることが優れた成果につながる。
- 感情と観察の関係
- 感情のフィルターを通して物事を観察するため、感情の影響を意識することが大切。怒りや不安といった感情が観察を歪めることがあり、感情を自覚してコントロールすることでより正確な観察が可能になる。
- 抽象と具体の往復
- 抽象的な印象を具体的な言葉に落とし込み、その具体から再び抽象を導き出す。この「抽象→具体→抽象」のプロセスを繰り返すことで観察の質が向上し、自分の思考の曖昧さに気づけるようになる。
- 「型」の重要性と真似る力
- 観察を通じて形成された普遍的な「型」を学び、真似ることが創造の基礎となる。表面的な成功体験ではなく、日常の細かな行動や習慣に注目することが大切で、それが本質的な成長につながる。
- あいまいさの受容と成長
- 絶対的な正解を求めるのではなく、曖昧さを受け入れることが成長につながる。「わかる」という言葉が思考停止を招くこともあり、あいまいな状態を維持し続けることで、新しい視点や解決策が生まれる。
- 愛と観察力
- 最終的に、良い観察には対象への「愛」が不可欠である。愛があれば時間はかかっても観察の質は向上し、観察を通じてさらに対象への愛情が深まる。この循環こそがクリエイティブな活動の原動力となる。
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