岩田松雄「共感型リーダー まわりが自然と動く、何歳からでも身につく思考法」読了

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岩田松雄「共感型リーダー まわりが自然と動く、何歳からでも身につく思考法」読了。

以下が自分なりのまとめ。

リーダーは「偉い人」ではなく、役割の違う“支援者”

店・現場があってこそ経営が成り立つ。上下ではなく相互サポート(=パートナーシップ)という捉え方が、あなたの価値観と強く接続している。

共感型リーダーの仕事は「ビジョンを語り、信頼で任せ、共に歩く」こと

仕事が専門化した今、細部の指示は限界。だからこそ“見えない未来”を言語化し、腹落ちさせ、一緒に走る。

リーダーシップは“やらせる技術”ではなく“やりたいに変える技術"

重要なのは強制ではなく内発化。リーダーシップはサイエンスではなくアートで、状況に応じて使い分けるもの。

MVVは組織の憲法。売上はミッション達成度、利益はその効率

成長を「株価や自分のため」から切り離し、ミッションの達成として捉え直すことで、経営の説明が“スッキリ”する感覚を重視している。

まず聴く。その上で熱く語り、同じことを何十回も繰り返す

「伝える」と「伝わる」は違う。復唱で確認する。言葉遣い(“末端”など)まで含めて、信頼は細部で毀損も強化もされる。

変革は最大の仕事。危機感×クイックヒット×エンパワーメントで進む

変革には痛みがある。喪失を認識し、反対派も遠ざけず、モデルを自分が引き受ける——ここに“旗手”としての覚悟がある。

「to do good」より「to be good」 / 結局は“どうあるか”

真摯さ(integrity)は学べる/鍛えられる、という著者の異議申し立てに、あなたは希望を見ている。年齢ではなく習慣で強くなる。


読後メモ

リーダー像の再定義:見えないほどのリーダーが最上

  • 老子の序列が示すのは、支配ではなく“自走”を生む存在が最高位だということ。
  • 目立つことより、人が「自分たちでやった」と思える状態を設計するのが共感型の到達点。

専門化した組織では「指示」より「任せる」が前提になる

  • 仕事の細部は現場が一番知っている。だからリーダーは細部を握る人ではなく、方向性と対話を握る人になる。
  • 共感型リーダー=ビジョンを語り、共感させ、共に歩む

パートナーシップ:上下ではなく相互サポートが組織を強くする

  • CEOでも偉いわけではない、ポジションが違うだけ、という言葉は、権威ではなく“機能”としてのリーダーを徹底している。
  • 上司が「存在」と「仕事」を理解し、日々関わることが、現場を奮起させる(犯人探しではなく解決策へ)。

リーダーシップとマネジメントの“役割分担”がクリアになる

  • リーダー:重要事項を決め、未来の仕事を作る(変革・創造性)。
  • マネジメント:重要事項を優先し、日々実行する(安定・予測可能性)。
  • 両方必要。ただし混ぜると、どちらも弱くなる。

リーダーに必要な徳目は「時代と状況で変わる」=使い分けが本質

  • 指示/支援/参加/達成の4スタイルを、状況適合で使い分けるのが理想。
    逆に言えば、“自分の型”に固執すると、環境変化に置いていかれる

“第5水準”の魅力:謙虚さと責任の引き受け

  • うまくいけば「運」「部下のおかげ」、うまくいかなければ「自分の責任」。
    この姿勢が、恐怖ではなく信頼で人を動かす

MVVは憲法:言語化・定義・唱和で「揃える」

  • ミッション=存在意義(何者か)
    ビジョン=目指す姿(5〜10年の絵)
    バリュー=判断基準(どうやって達成するか)
  • MVVが揃うと、多様な人を同じ方向に向けられる。
    「本質において一致、行動において自由、全てにおいて信頼」が、理想の運用イメージ。

売上と利益の捉え直し:成長を“ミッション”に接続する

  • 売上=ミッション達成度、利益=その効率。
    成長の意味が、エゴや株価から切り離されると、経営判断が腹落ちする。
  • ただの拡大がミッションに反することもある(教育が追いつかない成長など)。

コミュニケーションの芯:まず聴き、言葉を選び、繰り返し、復唱で確認する

  • 共感型リーダーは「質問のうまい聞き手」。
  • “末端”という言葉を拒む話は、言葉が思想を運んでしまうことへの強烈な戒め。
  • 「伝える」と「伝わる」は違う。復唱が一番確実。
    コミュニケーションは質×量で、角度を変えて何度でも。

変革のリアリズム:危機感と希望をセットで語る

  • 変革の出発点は危機感。ただし煽りすぎて不安を増幅させないよう、明るい展望(ビジョン)も同時に示す。
  • クイックヒット(3〜6ヶ月)で不安を減らし、エンパワーメントで加速する。
  • 反対派を遠ざけず、喪失を認識し、モデルを自分が引き受ける。
    変革は“綺麗ごと”ではなく、政治と痛みのマネジメントでもある。

自己研鑽:未見の我へ。50歳からでもミッションは見つかる

  • 岩田流ジョハリの窓は、自己理解を「挑戦」に繋げる地図。
  • “to be good”の重み。結局、人はリーダーの背中を見ている。
  • 逆境の扱い方(順風は謙虚に、逆風は準備する)は、長期で折れないための姿勢として効いてくる。
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